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写真家への道:ポートフォリオを作る

本誌、フォトカルチャーマガジン SHUTTER編集長をつとめる写真家・山田敦士が、写真への想いやメッセージを伝える連載企画。
一眼レフを買ったばかりの人や、インスタでスマホ写真を楽しんでいる人、そして本格的にプロを目指す人など、ジャンルを超えた様々な人たちに、写真の楽しさを伝えます。
写真=村上慶太朗

自分が撮影した写真を、人に見てもらうためにはいくつか方法がある。

もっとも身近な方法で、必ずやらなければいけないことが「ポートフォリオを作る」ということ。
「ポートフォリオ」(ブックとも呼ぶ)とは、簡単に説明すると、自分が撮った写真をプリントアウトし、まとめたファイルのことだ。

文房具屋さんで販売している、クリアファイルをもっと高級にしたものというのが、一番わかりやすいと思う。
撮影した写真をプリントし、人に見せることで、自分自身の作品を”プレゼンテーション”する。

どんな見せ方がある?ファイルの種類は?

「ポートフォリオ」はおもに、

・ファイルの種類
・写真をプリントする用紙

などで、見せ方が変わってくる。

・ファイルの種類
大手量販店(ヨドバシカメラなど)や、ポートフォリオ専門店で選ぶのが一般的。費用は、平均すると5,000~10,000円以上。バインダーファイル形式のものは、中に入れるリフィルと呼ばれる透明ファイルを、別途、購入する必要がある。(同梱品もあり)
商業写真ではなく、ファインアートやコンテンポラリー作品を制作する写真家は、カチェットと呼ばれる無酸性紙のボックスに入れて、プリントごと見せるのが一般的。

・写真をプリントする用紙
パソコンで制作した画像は、インクジェットプリンタで出力するために、必然的にプリント用紙を選ぶ必要がある。
フィルムで撮影している人は、当然ながら銀塩プリント用紙(いわゆる紙焼き)を使用する。

コストや手間をかけて、世界に1冊しかないものを作る

広告や雑誌など、商業写真を撮影するプロフォトグラファーは50,000円以上するファイルを特注で製作することもある。
一番多いものは、革張りのファイルに、自分の名前をアルファベットなどで刻印したもの。
なぜそれほど高額なお金をかけるかというと、同じファイルが並べられたときに、少しでも作品をよく見せたい、という意識があるからだ。

ある写真家は、量販店で購入したファイルに、海で拾った貝殻をたくさん貼り付けて、カスタマイズしていると聞いたことがある。
もちろん、お金をかけることがすべてではないので「どうすれば自分の作品がよりよく見せられるか」ということを考え、オリジナルの一冊を作ってみるのもいいかもしれない。

作品を見せるファイルひとつにも、人によって、それぞれかなりこだわりがある。

【関連情報】
山田敦士 オフィシャルWEBサイト http://www.atsushiyamada.com/

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yamadax645@yahoo.co.jp
※WEBではフリーアドレスを公開しています。折り返し正式なメールアドレスよりご連絡させて頂きます。

山田敦士写真家

投稿者の過去記事

1995年 渡豪、路上の人々を撮り始める。帰国後、フリーランスへ。ファッション、グラビア、広告など幅広く活躍中。富士フォトサロン新人賞受賞。「生きること、その一瞬の輝き」をテーマに、日本のユースカルチャー、ストリートを切り取る独自の感性は国内外で評価を得る。
LIVE写真イベント「PHOTOGRAPHERS SUMMIT」主宰。2011年、新世代フォトカルチャーマガジン「SHUTTER magazine」創刊、編集長をつとめる。
http://www.atsushiyamada.com/

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