s15_PhotoBook

作品撮りの教科書になる、アートなファッション写真集9冊!

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知れば知るほど楽しくなる、作品撮りの世界。イマジネーションという翼を広げて、どこまでも飛びたい。偉大な足跡を残してきた、歴史に残る写真家のアーカイブ的な写真集からアートユニットの作品集まで、アイデアと想像力にあふれた素晴らしいアートブックをレコメンド。
文=本手保行


『Guy Bourdin』
ギィ・ブルダン 撮影
Phaidon Press刊
1,476円

20世紀にもっとも魅惑的で挑発的なファッション写真を撮影した写真家のひとりと言われる、ギィ・ブルダン。女性の靴と脚に異常なまでのフェティシズムと美を感じさせるその写真は、ファッション写真の分野に変革をもたらした。


DAISY BALLOON Book vol.2
METAMORPHOSIS『変態』
Daisy Balloon
KOTENHITS(HITSFAMILY)刊 8,000円

バルーンアーティスト 細貝理恵とアートディレクター 河田孝志による異色の2人組が生み出すバルーンアートとドレスの世界は、風船とは思えない至高な仕上がりと、風船だからこそできるファンタジックな装いを生み出し、誰も見たことがない領域へと私たちを誘う。


『Birth of The Cool』
デヴィッド・ベイリー 撮影
Viking Studio刊
※絶版のため、「David Bailey: Archive One, 1957-1969」を掲載

労働者階級出身で空軍を経て写真家を志し、1960年にヴォーグに所属。スウィンギング・ロンドンと呼ばれる流行の発信地となった60年代のロンドンで著名人を撮影しカメラマンとして一躍スターとなり、名女優カトリーヌ・ドヌーブと結婚までに成り上がった、ロンドンを象徴するカメラマン。


『LaChapelle Land』
デヴィッド・ラシャペル 撮影
Channel Photographics刊

映画のワンシーンのようであり、宗教画的でもある、彼の過剰なまでの色彩と官能的でぶっ飛んだカラー写真のルーツは、アンディ・ウォーホルのファクトリー。ウォーホルの秘蔵っ子として伝説的な雑誌『Interview』での仕事をきっかけに数々のセレブを撮影し、時代の寵児となった。


『Tim Walker Pictures』
ティム・ウォーカー 撮影
teNeues Pub Group刊

幻想的なファッション写真家としては現在、No.1と言っても過言ではない彼。創造力にあふれたその美しい世界は、衣装、小道具、撮影場所にこだわり、多くのスタッフを連れて世界中を旅することで生まれる。みずからのビジョンを追求するためには時間と手間を惜しまない姿勢は、羨望を集めている。


『Nick Knight』
ニック・ナイト 撮影
Collins Design刊

ロンドン生まれのフォトグラファー。80年代後半にファッション写真家として大きな飛躍を遂げ、ヨウジヤマモトのカタログ写真の撮影に起用され一躍注目される。革新的な写真技術でさまざまなフィールドのクリエイターとコラボしながら作品を作り出す世界は、過激でありながらエレガント。


『HELMUT NEWTON SUMO』
ヘルムート・ニュートン 撮影
Taschen刊

60年代ヴォーグ誌などでファッション写真家として認められるが、70年に心臓発作を起こし、創作的な仕事に専念し始める。サディズム、マゾヒズムとフェティシズムをともなったエロチックなスタイルを確立し、70年代から取り組みはじめた『ビッグヌード』シリーズなどの写真は、時代に衝撃を与えた。


『In Your Face』
マリオ・テスティーノ 撮影
Taschen刊

ヴォーグやヴァニティ・フェアの写真家として活躍し、スーパーモデル・ブームに同伴したフォトグラファーのひとり。ダイアナ妃のポートレートでも名をはせた彼の作風はじつにストレート、色彩や構図から独特の気品があふれでるまさに〝ザ・ファッションフォトグラファー!〟と言える存在。


『Marc Jacobs Advertising
1998-2009』
ユルゲン・テラー 撮影
98年からマーク・ジェイコブス広告写真を撮り続けていることで知られる彼は、イヴ・サンローランやヴィヴィアン・ウエストウッドとのコラボレーションでも有名。ユーモアにあふれた作風で、アートとコマーシャルの分野の融合に成功した写真家として絶賛されている。

掲載号:SHUTTER magazine Vol.15
(2014年12月30日発売)

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