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写真家への道:写真に才能はない。上手くなるには、1000枚撮る!

本誌、フォトカルチャーマガジン SHUTTER編集長をつとめる写真家・山田敦士が、写真への想いやメッセージを伝える連載企画。
一眼レフを買ったばかりの人や、インスタでスマホ写真を楽しんでいる人、そして本格的にプロを目指す人など、ジャンルを超えた様々な人たちに、写真の楽しさを伝えます。
写真=村上慶太朗

長い間、プロ写真家として活動していると、いろんな人から相談されることが増える。
ときには、若い人から「写真がうまくなるには、どうすればいいですか?」と尋ねられることがある。

別の記事にも書いたけど、ある程度撮り続けていれば、だれでも写真はそれなりに上手くなる、と僕は思っている。
もちろん、持って生まれた感性とか、それまでどれだけ多くのビジュアルに触れてきたかなど、さまざまな要素で、スタートラインは変わってくる。

アスリート的な感覚を、磨いていく

写真は、芸術表現でありながら、非常にスポーツに近い部分がある。
直感や、瞬発力。メンタル的な部分が大切というところがすごく似ている。
練習を重ねれば、ある程度うまくなるところも、アスリート的な感覚に近いと思う。

なので、「写真がうまくなりたい」という人には、一番簡単なアドバイスとして「毎日、1000枚を目標に撮ってみるといいよ」と伝えるようにしている。

もちろん、急には難しいと思う。100枚、いや、写真をはじめたばかりの人には、10枚撮るのだって、ものすごく大変。

だけど考えてほしい。第一線で活躍しているフォトグラファーは、普通の人の何倍もの枚数を毎日、撮影している。

どんな仕事も、趣味も、トライ&エラーを繰り返して、少しずつうまくなる。
もちろん、どこがダメだったか、そのつど改善しながら取り組むことも大事だけど、ためしに1枚でも多く、撮ってみてほしいと思う。

特にいまは、フィルムではなく、デジタルカメラを使っている人がほとんど。
なおさらコストを気にせず、撮影することができる。
撮り続けている間に、露出や構図など、多くの点でこうしたら、という改善点が見つかるはずだ。

1000枚を目標に、さまざまな撮り方を

同じような構図で撮影していて迷ったら、カメラ位置を少し低くしてみたり、少しアングルを変えてみる。
被写体との距離を変えてみることで、意外な視点が見つかることもある。
最初は、絞りやシャッタースピードなど、難しいことを気にせず、少しでも多くシャッターを切ってみてほしい。やがて、良い写真が撮れたら、楽しいな、もっと良い写真が撮りたいな、と思うはずだ。

もしコツコツ続けて、1000枚撮れたら、つぎは2000枚、3000枚を目標に撮影してほしい。
数をこなすことが、やがて自信につながる。
経験は、裏切らない。いざというときに、大きな力になる。
たくさん撮ることは、写真をうまくなるための、一番の近道だと思う。

【関連情報】
山田敦士 オフィシャルWEBサイト http://www.atsushiyamada.com/

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※WEBではフリーアドレスを公開しています。折り返し正式なメールアドレスよりご連絡させて頂きます。

山田敦士写真家

投稿者の過去記事

1995年 渡豪、路上の人々を撮り始める。帰国後、フリーランスへ。ファッション、グラビア、広告など幅広く活躍中。富士フォトサロン新人賞受賞。「生きること、その一瞬の輝き」をテーマに、日本のユースカルチャー、ストリートを切り取る独自の感性は国内外で評価を得る。
LIVE写真イベント「PHOTOGRAPHERS SUMMIT」主宰。2011年、新世代フォトカルチャーマガジン「SHUTTER magazine」創刊、編集長をつとめる。
http://www.atsushiyamada.com/

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