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Black Lives Matterを学ぶ、アメリカの人種差別を扱った映画14本

Black Lives Matterを学ぶ、アメリカの人種差別を扱った映画14本

アメリカのミネソタ州でジョージ・フロイド氏が亡くなったことをきっかけに、世界中でBlack Lives Matterの運動が広がっています。
その影響はアメリカ国内だけにとどまらず、世界各地に広まっていて、日本でもメディアで大きく取り上げられています。ここではBlack Lives Matterを学ぶ、アメリカの人種差別を扱った映画をご紹介します。

Black Lives Matterとは?

日本に住む私たちにはなじみが少ないですが、Black Lives Matter(BLM)とは「黒人の命も大切」という意味です。
2012年、フロリダ州で当時17歳だった黒人少年が自警団員に射殺された事件があり、そのときにSNS上で「#BlackLivesMatter」のハッシュタグが拡散されたと言われています。
先人たちの努力により、1964年に制定された公民権法でいわゆる法的な平等は実現しましたが、いまだに本当の意味での人種差別や偏見との戦いは残念ながら続いています。

1:マルコムX

「マルコムX」は1992年に公開。近代アメリカ切っての偉大な思想家で、キング牧師とならぶ黒人解放運動のリーダーであるマルコムXの生涯を描いた伝記作品。チンピラとして生きていたマルコムが様々な葛藤の中、信念を貫きながら生き、暗殺されるまでの一生を描いています。

2:ブラック・クランズマン

2018年に公開された「ブラック・クランズマン」は、第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した実録ドラマです。1970年代のアメリカを舞台に、2人の刑事が、過激団体の潜入捜査をしていきます。
オスカー俳優デンゼル・ワシントンの息子であるジョン・デビッド・ワシントンと、スター・ウォーズ新三部作に出演したアダム・ドライバーの二人が主演です。

3:ドゥ・ザ・ライト・シング

1989年に公開された「ドゥ・ザ・ライト・シング」はブルックリンを舞台に人種差別と対立を扱っています。「ブラック・クランズマン」の原点ともなった問題作で、人種間の対立や差別意識をアフリカ系アメリカ人の視点で見つめています。

4:フリーダム・ライターズ

「フリーダム・ライターズ」 は2020年に公開された映画で、2度のアカデミー賞主演女優賞に輝いたヒラリー・スワンクが初めてプロデュースを手掛けたヒューマンドラマ。実在する英語教師とその生徒たちのよるベストセラーをもとにしていて、人種問題が根付く過酷な環境に生きている若者たちと、彼らを慕う教師の姿を感動的に描いています。

5:ゲット・アウト

「ゲット・アウト」は2017年に公開されたホラー映画で、白人のガールフレンドの実家を訪れたアフリカ系アメリカ人の青年が体験する恐怖の物語です。監督、脚本は「アス」「キャンディマン」でも注目を集めるジョーダン・ピール。主演は本作で一躍注目され、スターの仲間入りを果たしたダニエル・カルーヤがつとめています。

6:グローリー 明日への行進

2014年公開の「グローリー 明日への行進」は、アメリカ公民権運動が盛り上がりを見せている中、アラバマ州セルまで起きた血の日曜日事件を題材に描いた感動作です。
類まれなリーダーシップを発揮し、ノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キングJr。デモに集まった人たちが警官の投入によって鎮圧されたのをきっかけに、大きく動いていく世論の様子を丁寧に追っています。

7:私はあなたのニグロではない

2016年公開の「私はあなたのニグロではない」はドキュメンタリー映画。
公民権運動家で、作家でもあったジェームズ・ボールドウィンの未完のままの原稿記事をベースに、彼の視点でアメリカの人種差別、暗殺の歴史に迫っていきます。若くして凶弾に倒れてしまった活動家たちの人生を通して、アメリカの人種差別の歴史の黒部分をえぐり出す作品です。

8:フルートベール駅で

2013年公開の「フルートベール駅で」は2009年1月1日に22歳の黒人青年が警察官に銃で撃たれて死亡した事件を元に映画化されました。その年の映画祭や賞レースを総なめにしたことでも有名です。事件の痛ましさや残された家族、友人などの憤りと悲しさが胸に深く突き刺さる問題作です。

9:ハリエット

2019年に公開された「ハリエット」は、奴隷解放運動家として有名なハリエット・タブマンが主人公。ハリエット・タブマンはアフリカ系アメリカ人で初めて20ドル紙幣の肖像に採用されることが決まったほどの有名人。過酷な奴隷生活を強いられていた彼女が、奴隷解放運動に身を投じていくという伝記ドラマです。

10:ゲット・オン・ザ・バス

「ゲット・オン・ザ・バス」は1996年に公開された映画です。ネイション・オブ・イスラムのルイス・ファラカンが主導した「百万人大行進」に参加するために、ロサンゼルスからワシントンへバスで向かう黒人たちを描いた社会派ドラマ。

11:リチャード・ジュエル

2019年公開、クリント・イーストウッド監督作品の「リチャード・ジュエル」は、アトランタオリンピックで起こった爆破テロを題材にした実録のドラマです。容疑者とされた爆弾の第一発見者と、真実を求める弁護士の戦いをアップテンポに描いています。
容疑者として扱われる主役は白人男性ですが「いかにも犯罪を起こしそうな人物」といった偏見のもとに捜査が進められてしまう怖さが描かれています。
また、「女性ジャーナリストが性的魅力を利用する」というステレオタイプ的な描かれ方に批判が集まったことも話題になりました。

12:ムーンライト

2016年に公開された「ムーンライト」は、LGBTQ、黒人貧困層における性的マイノリティを扱った作品。第89回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞し、アカデミー賞の歴史を変えた、と言われています。
アカデミー賞以外にも、様々な映画祭、映画賞で高い評価を受けた人気ドラマで、マイアミの貧困地域に生きる少年が成長する姿を3つの時代に分けて追っています。

13:マッドバウンド 哀しき友情

「マッドバウンド 哀しき友情」は2017年にアメリカで公開されたドラマ映画です。ヒラリー・ジョーダンが2008年に発表した小説「Mud bound」を原作としており、ネットフリックスが配信した作品の中で最も高い評価を受けている人気作です。
肌の色に関係なく、第二次大戦をともに戦った二人。ミシシッピ州の農園に住む白人家族と黒人家族の、愛と苦悩に迫った物語です。

14:SKIN/スキン

白人至上主義者のレイシストは生まれ変われるのか?衝撃の映画「SKIN/スキン」が公開

まとめ

このようにアメリカには人種差別に関連した映画がいくつもあります。よく知らない知識でも、映画を通してみることで、社会情勢について学ぶことができるでしょう。ぜひ社会派の人種差別にフォーカスした映画をチェックしてみてくださいね。

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