メンバー全員がヴォーカルを担当する新世代バンド、Hi Cheers!(ハイチーズ)の楽曲「ABCがワカラナイ」のMVティザー映像が公開。明るい曲調に秘められたメッセージと、MVに登場するカメラの機種についてご紹介します。
Hi Cheers!とは?
Hi Cheers!は、上野正明(vo/gt)、高村風太(vo/key)、Chie(vo/gt)、月川玲(vo/ba)による4人組バンド。メンバー全員がヴォーカルを担当し、4人のコーラスワークと、抜群のポップセンスで産み出される楽曲群が特長の新世代バンド。
「Show me your smile」をテーマに掲げ、明るく楽しく時には悲しく切ないことすらも軽快に鳴らし、聴く人を笑顔に、元気に、応援するという想いを込めて活動しているグループです。
メンバーそれぞれがカメラを構え、バンド名の通り「ハイチーズ!」とさながら撮影するかのようなアートワークには、「彼らの音楽をこれから聴いてくれるであろう人=あなたが被写体で、そんなあなたの笑顔をみせてほしい」というまさにバンドのコンセプトが体現されたものです。
バンドにとって初音源となる今作「ABCがワカラナイ」は、ラテンを彷彿させるようなリズム、パーカッション、個性的な4人によるコーラスワーク、キャッチーなメロディとブラスが印象的な楽曲。また、楽曲の明るい雰囲気とは裏腹に、様々な情報に流されたり踊らされてしまうようなこともある社会で、「大切なことは自分がどうするかである」というメッセージが込められているのです。
ティザー映像をチェック!
オフィシャルYouTubeチャンネルでは、リリースに先駆けてティザー映像が公開されました!
その他、各種SNSオフィシャルアカウントも立ち上がっているので、気になる人はぜひフォローしましょう。
「ABCがワカラナイ」に登場しているカメラはなに?
さて、ここでせっかくなのでフォトカルチャー誌のSHUTTERらしい切り口でティザー映像を深掘りしたいと思います。
ティザーに登場する印象的なカメラ。ファインダー上部のペンタプリズム部分に「PENTAX」と呼ばれるロゴが入っていますね。
このカメラは、PENTAX 67II(ペンタックス・ロクナナ・ツー)とよばれる機種で、中判フィルムカメラの一種です。
PENTAX 67II
フィルムカメラ全盛期に人気だったPENTAX 67IIは、ペンタ67(ロクナナ)、67II(ロクナナツー)という愛称でも知られています。
中判フィルムカメラは一般的に知られている35mmフィルムとは異なり、ブローニーフィルムという大きなサイズのフィルムを使用し、1本のフィルムロールで10枚の写真を撮ることができます。
フィルム表面の面積が大きいため、35mmフィルムと比べて非常に画質が高く、おもにプロの写真家が使っていました。
また、印象的なのはそのデザインです。木製グリップと呼ばれるオプションパーツを取り付けることで見た目がかっこよくなります。6×7サイズは大型のカメラで手持ちで撮影するのはかなり困難なものが多いのですが、木製グリップを付けることで35mmと同じ感覚で撮影ができるという、フィールドカメラの延長に当たるコンセプトを有しているのもこのカメラの特徴です。
三角形のペンタプリズム部分を含めた全体的な見た目も、35mmカメラをそのまま大きくしたデザインで「ペンタ67で撮影していること自体がかっこいい」「自ら動いて躍動感のある絵を切り取る」
残念ながら生産終了していますが、中古であればまだ購入できますので、ぜひチェックしてみてください。
Hi Cheers!:プロフィール
上野正明(vo/gt)、高村風太(vo/key)、Chie(vo/gt)、月川玲(vo/ba)による4人組。“Show me
your smile”をテーマに掲げ、明るく楽しく、時には悲しく切ないことすらも軽快に鳴らし、聴く人を笑顔に、元気に、応援していく。メンバー全員がボーカルを務め、4人のコーラスワークを武器にするバンド。2020年7月17日に、「ABCがワカラナイ」をデジタルリリース。