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【はじめて三脚を選ぶときのポイント】使いやすい一台を探す方法

【はじめて三脚を選ぶときのポイント】使いやすい一台を探す方法

カメラの性能が高くなり、かなり暗い場所でもブレない写真が撮れるようになりました。フィルム時代から撮影している人にとっては「いい時代になったな…」と思わずノスタルジーにひたってしまう今日この頃ですが、生まれたときからデジカメしか使ったことがない、というみなさんは「三脚なんて、必要あるの?」という方もいるかもしれません。
じつはカメラの高解像度化にともない、きちんと三脚を使わないとブレが生じてしまうこともあるのです。
気になるが、買うほどじゃない?いえいえ、三脚は、写真がうまくなりたいという願いを叶えてくれます。自分にあった一台を探してみませんか。
解説=水谷 充/文=成田裕美

三脚選びのポイント:雲台、素材、段数をチェック!

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雲台:カメラを固定し、向きを調整する部分。脚部と一体型の製品もある。左右・上下・縦位置の3軸に動く3ウェイタイプや、自由に動くボールタイプなどがある。使いやすい機種を選ぼう。

素材:カメラより重い三脚を使用するのが基本だが、アルミ製やカーボン製など種類によって重さや強度が異なるので、撮影スタイルに合わせてみては?

段数:3段、または4段が主流。段数が多いほどコンパクトに畳める。段のロックは、レバー式やナット式など。初心者にはレバー式がおすすめ。

Manfrotto プロ三脚 190シリーズ アルミ 3段 + RC2付3Way雲台キット MK190XPRO3-3W
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きちんと水平を保つために、水準器も重要!

HAKUBA 2ウェイレベラー KPA-02
ハクバ KPA-02[2ウェイレベラー]

カメラの水平・垂直を一目で確認できる機材。三脚に内蔵されているものやカメラのホットシュー、雲台に取り付けられるタイプなど種類も豊富です。すでに内蔵された形で販売されている三脚もあります。

徐々にステップアップ!タイプ別、三脚選びのポイント

ビギナー向け:あると便利かな?という人には…
普段、あまり撮影はしないけど、急に旅行に行くことになった、というあなたには一脚やミニ三脚がおすすめ。量販店で3,000円ぐらいから購入でき、バッグに忍ばせておくと部屋での自分撮りもできて楽しいです。


Manfrotto アドバンス一脚 COMPACTシリーズ ブラック アルミ 5段 MMCOMPACTADV-BK

山登りや旅に最適。


Manfrotto ミニ三脚 POCKET S ブラック MP1-BK
ミラーレスや軽量一眼レフカメラに使用可。

中級者向け:一本持っておきたい。三脚デビュー!
三脚を使って本格的な撮影をこれからはじめたい人には、持ち運びがしやすいコンパクトタイプがぴったり。脚の段によって大きさが変わるので、交通手段によっても選択肢は広がります。お手頃価格のものも揃っています。


マンフロット COMPACT アクション三脚5段 フォトムービーキット ブラック MKCOMPACTACN-BK

写真とムービー、どちらの撮影にも使えるのがメリット。
携帯時の大きさをコンパクトにしたい人は4段や5段がおすすめ。旅行にも気軽に持って行けます。

中〜上級者向け:プロ並みの作品づくりをしたい!本格派
三脚で大事なのは、機材とのバランス。本格派のあなたには、ある程度、大型の望遠レンズでも対応できるものが必須。最近注目のフォト&ムービー用の三脚は、上下・左右への動きが非常に滑らかなのが特長。


Manfrotto 三脚 055フォト-ムービーカーボン三脚キットQ5付きグレー 3段 中型 フォトムービー雲台 カーボン製 755CX3-M8Q5

プロのおすすめは?雲台取り外し型

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ニコンのD800をセッティングしているところ。不整地でも安定感を保てる構造が使いやすい。

まったく知識がないとつい迷ってしまう三脚選びですが、取り外しのできる雲台がセットになったものがおすすめ。
最初は、カスタマイズしやすいオーソドックスなタイプを購入するのがベストでしょう。
三脚は、いかに使い心地がよいかが重要。ローアングルで撮影できる機種や水準器が内蔵されているものなど、用途によって選択肢はさまざまです。操作性や耐久性など、何を重視するのか、購入前にじっくり吟味したいところですね。

三脚がない場合のテクニック

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三脚がなくても電柱や壁に寄りかかり、脇を締めてしっかりホールドするとブレにくくなります。

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また、塀や柱など適当な高さの台を見つけて上に置くのも有効ですよ。

携帯に便利なミニ三脚も販売されています。

三脚は、写真がうまくなるために通るターニングポイント

カメラやレンズにこだわるのも大事ですが、写真の質をワンランクアップさせるには、三脚がおすすめ。夜間撮影ではカメラのISO感度を上げることで、ある程度の撮影は可能です。ただ、カメラの技術が進歩し、高画素化しているので、ちょっとしたシャッターブレが写真に違和感を与えてしまいます。また、昼間の撮影でも「いい写真が撮れた!」と画像を見てみると、ナナメに撮れてしまっていたことは多いはず。無意味にブレたりナナメになってしまうと、それだけで写真のクオリティが下がることも。三脚を使えば、ブレは最小限に抑えることができ、水平・垂直をきちんと計算して絵作りをすることができます。カメラを買い替えることはあっても、三脚は大事に使えば一生モノ。いま持っているカメラや今後使ってみたい機材、どんな写真を撮るのかで選択肢は変わってきます。中・上級者の人は雲台にもこだわりたいところ。店頭で触ってみて、自分が好きと思える一台を見つけてみてください。

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ロンドン、イースト・エンドのカフェにて。店内は暗かったが、三脚を立てることで手ブレを抑え、外光を生かした陰影のある写真になった。水平が曲がっていないので、緊張感を感じる絵が撮影できた。
写真=山田敦士

三脚選びのポイントまとめ

最後に、三脚選びのポイントをまとめてみます。

1.使用カメラ(サイズ・重さ)とのバランスがとれていること。店頭に持っていき装着してみてもいいかも。
2.ゴツくて重すぎるものは、使わなくなる可能性大。気軽に持ち出せる重さを選ぼう。(2〜3kgが目安)
3.最終的には愛着を感じられるかどうか。つまみやロック部分を触って確かめてみよう。

いかがでしょうか。いまはスマホ用など、1,000円から2,000円程度で購入できる安価な三脚もあります。
小さいものをバッグにしのばせておくだけで、自撮りやみんなで撮影するときなど、とっても便利ですよ。
ぜひ試してみて!

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【詳細情報】
掲載号:SHUTTER magazine Vol.5

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