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【SQUARE UP!】植田真梨恵 インタビュー シンガーソングライターの日常

【SQUARE UP!】植田真梨恵 インタビュー シンガーソングライターの日常

instax“チェキ”のスクエアフォーマットギャラリーサイト「SQUARE UP!」がOPEN!本ギャラリーでは、自らの世界を切り開くアーティストたちが撮影する写真を通して、表現することの面白さを世の中に伝えていきます。

SQ1で切り取る世界

今回は、シンガーソングライターとして活躍する植田真梨恵さんが、インスタントカメラinstax“チェキ”の新製品「instax SQUARE SQ1」(以下、SQ1)を使って日常をパシャリ。植田さんが目にしている世界、感じている空気をスクエアフォーマットのチェキで表現していただきました。

▼さまざまな著名人が撮影したチェキスクエアギャラリー「SQUARE UP!」もチェック!
https://www.shutter-mag.com/squareup/

Q:はじめまして。今日はチェキにまつわるお話や近況など、いろいろ聞かせていただけたら嬉しいです!
植田真梨恵さん(以下、植田):はい、よろしくお願いいたします!

Q:チェキは、以前から使用されていたのでしょうか?
植田:はい。まだ福岡で家族と住んでた頃に、オレンジとシルバーのinstax mini 20を持っていました。フィルムの写真が好きなこともあって、ちょこちょこ使っていましたね。それから、何年か前に「チェキ散歩」という企画に参加させていただいたことがあって、instax mini 90で写真を撮りながら日暮里を散歩したことがあります。

Q:SQ1はスクエアフォーマットですが、使ってみていかがでしたか?
植田:スクエアは初めて使ったんですけど、面白かったです。最初は画角に慣れなかったんですけど、Instagramも四角ですし、そう思うとおしゃれで今っぽいのかなと思います。

Q:今回SQ1で撮ったチェキは、何かテーマがあるのでしょうか?
植田:最初、何を撮ればいいのか迷ったんですけど、難しいことは考えずに、いつもの道を散歩しながら路地裏や喫茶店を撮りました。カメラ片手に普段歩いている道を歩いてみると、いつもとは違うものが目に止まったりして面白かったですね。そうやって見つけたものや、残しておきたいなあと思うものを記録していきました。

Q:これは何ですか?建物の外装や色合いがレトロで素敵ですね。
植田:「とらや」という老舗の布地屋さんです。商店街のど真ん中にあるので、自転車でバーっと行って、よくPVやライブのバックドロップなんかを作るときに使う布物を探すんですけど、買う時のシステムがちょっと他にない感じで面白くて、そういうところも好きでしたね。頼りになる布地屋さんなのでよく行っていたんですけど、今年で閉店してしまうんです。それもあって今回の企画で撮りたいなと思ったんですけど、昔ながらのものって、デジタルよりもフィルムと親和性がある気がしますね。

Q:このチェキは、何か作っているところですか?
植田:はい、これは紙版画です。やり方自体は普通の版画と同じなんですけど、版を木や金属じゃなくて、厚めの紙を切り貼りして作るんです。切り抜いた紙(版)に絵の具を塗って、そこにもう1枚の紙を重ねて、バレンでこすって模様を刷り出します。

Q:すごい!工作は以前から得意なのでしょうか?
植田:昔から好きですね。実は、この写真は昔撮った写真の再現で、実家には私が4、5歳の頃にハサミを持って工作している写真がたくさん残っているんですよ。

Q:今も何かを作ることがお好きなんですね。
植田:はい。普段からグッズやアートワークもこんな感じで作っているので、自分の好きなことが仕事につながっているんです。でも、まさかこんな風に自分の手で一つの形にしたものが、たくさんの方の元に届くようになるとは思ってもいませんでした。

Q:ネコちゃんが写っている写真もかわいいですね。
植田:まっくろの子が「マヌ」、まぬけのマヌです。もう一匹の白と黒の子が、最初に抱き上げた時に「ヒャー」と鳴いたから「ヒャー」です。知り合いから伝い伝いにもらってウチに来た元気な兄弟です。

Q:写っているギターはいつ使われていたものですか?
植田:インディーズの時からメジャーデビューの頃までの間、ずっとメインで使っていたギターです。ファーストシングルのPVでは使っていましたね。

Q:では、思い入れのある大切なギターなのですね!
植田:はい。でもマヌとヒャーがちょっと暴れん坊で…(笑)、ギターを倒してペグが折れてしまったんです。なので、修理に出さなきゃと思っているところで、今はこのギターはお休みしています。

Q:元気なネコちゃんなんですね(笑)。
植田:めっっっちゃ元気です(笑)。

Q:普段からよく写真は撮りますか?
植田:旅行の時や友達と遊ぶ時にフィルムカメラを持って行ったりもしますね。フィルムがいっぱいになってから現像に出すので、最初のほうに懐かしい写真が入ってたりするのも楽しいです。もともとアナログ好きなこともあって、フィルムの質感や雰囲気が好きなので、カメラマンさんにあえてフィルムカメラで撮影をお願いすることもあります。今年の春頃の花冠を持ったアーティスト写真もフィルムカメラで撮影してもらったものでした。

▼植田真梨恵さんのそのほかの作品は、こちらから!
https://www.shutter-mag.com/squareup/gallery_ueda.html

福岡から大阪へ

Q:出身は福岡県とのことですが、歌手として活動するために大阪へ?
植田:はい。15歳まで福岡で生まれ育ちました。小さい頃から歌手になりたかったので、オーディションに受かったのをきっかけに大阪へ出てきたんです。

Q:15歳で、一人で大阪に!心細さはありませんでしたか?
植田:初めのうちはありました。自分の街じゃない、みたいな。でも、福岡では移動手段は主に車だったんですけど、大阪ってコンパクトにまとまっていて、街から街へ自転車で移動できるんですよ。だから日々冒険でした。自転車でピューって走り回って、毎日発見がありましたね。

Q:大阪の街の好きなところはありますか?
植田:好きな場所は商店街の千日前のあたりや道具屋筋のところですかね。いろんな道具が売っていて見て回るだけでも面白いです。何かを作る時、事前準備をしっかりしてというよりは、ひらめきの中で進めていくタイプなので、だいたいいつも大急ぎで買い物へ行ってできれば一日で必要な物を集めてくるんです。そんな風にいつも街の中を駆け回っている感じ。そう思うと大阪は、私にとって物作りの上ですごくいい場所かもしれないですね。

Q:渋い喫茶店もよく行かれるとか。
植田:はい。ツアーやキャンペーンに行った時も、古くからその場所にある喫茶店へ行ったりしますし、大阪にも素敵な喫茶店がいっぱいあるんですよ。

Q:喫茶店の魅力とは?
植田:久留米の商店街に親戚が営む喫茶店があったんです。カウンターだけの、いわゆる昔ながらのお店。灯油のようなかすかな匂いと、あの暖かな雰囲気を時々思い出しては触れたくなるんです。「そうそう、この匂い!」「あ〜あの機械がある!」って、喫茶店で過ごす時間は懐かしくもあり、ワクワクする時間でもありますね。

Q:喫茶店では、いつも決まったものを注文するんですか?
植田:コーヒー、カフェオレ、ココア、紅茶…何でも!その日の気分に合わせて結構バラバラですね。

歌手として歩み出した道と、これから

Q:2020年8月26日にリリースされた「ハートブレイカー」。今までご自身がやってきたことへの再認識だったり、あるいは今後の道標になったりなど、一つの形にしたことで変化はあったのでしょうか?
植田:私がやるべきことや歌うべきことって、何だろう。これはインディーズの時からずっと考えていることで、これまでも悩みながら一歩一歩進んできました。今回こういう企画で写真を撮ってみて感じたのですが、自分が撮ったチェキを見返してみると、生活感がありありと出ているものばかりでした。改めて、私自身そういうものが好きなんだと感じたし、同じように、曲の中からも生きている生活感のようなものが伝わればと思うんです。日々を過ごしていく中で新たな視点が加わっていって、好みってその時々で変わっていきますよね。この前はきれいなものが好きだったけど、今は悪魔的なものが好きとか。そんなふうに今の自分がリアルに抱えている思いも、そしてこういうものに今ワクワクしてるとか、私だけじゃなくて携わったいろんな人がワクワクすることを形にしたいなと思って作ったのが「ハートブレイカー」です。今の自分にできることを悩んでいましたが、今の私にしかできないものを作るしかない、とより強く感じました。

Q:植田さんの歌に対する情熱、かっこいいです。歌でしか伝えられないことって、やはりあるのでしょうか?
植田:ありますね!昔から歌が好きだったんです。歌詞、メロディー、歌声、姿。その全てに憧れがあったんですけど、思いがけず自分で曲を作ることになって、自分は作ることも好きだったんだと気付きました。上手だとは思っていませんが、下手なりにこれはこれで面白いんじゃない?って。

Q:今後、挑戦していきたいことはありますか?
植田:今は機械でいろいろなことができてしまう時代ですが、アナログな手法で生音をレコーディングすることと、フィルムで写真を撮ることって近いなって思うんですよね。喫茶店の話にも通ずるんですけど、うっかりなくなってしまいそうなものを「ちゃんとあるね」って、存在しているうちに大事にしていきたいんです。温かさと言うと漠然としちゃうんですけど、そこにあったっていうものをこれからも作りながら、生きている姿や温度を届けたいです。

Q:音楽に限らず、これからどんな自分になっていきたいですか?
植田:あまり流されないでいたいです。流れに身を任せて、好きじゃないものや何の感情も抱かないものを、平気で身にまとっていることがないように。好きなものを部屋に置いて、好きな曲を作っていきたい。自分がしたいことは何なのか、今どんなことをしたいのか、自分の声に耳を傾けて生きていきたいですね。

写真=山田敦士
取材=百佐保里

プロフィール

植田真梨恵(うえだ・まりえ)
シンガーソングライター
1990年9月22日生まれ。福岡県久留米市出身。「歌を歌いたい」と中学卒業後に単身大阪へ渡り、本格的な音楽制作活動に入る。2020年8月26日には、全17曲を収録したアルバム「ハートブレイカー」をリリース。
http://uedamarie.com/

植田真梨恵さんが撮影したチェキは、こちらから!

さまざまな著名人が撮影したチェキスクエアギャラリー「SQUARE UP!」
https://www.shutter-mag.com/squareup/

写真展情報

FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)では、2020年11月27日(金)から12月28 日(月)まで、instax“チェキ”写真展「instax SQUARE SQ1」GALLERYを開催しています。

<写真展概要>
企画展名:instax“チェキ”写真展「instax SQUARE SQ1」GALLERY
モトーラ世理奈/鈴木仁
阿久津ゆりえ/植田真梨恵/かくたみほ/加藤順子/kisimari/熊谷直子/古性のち/野本敬大/フクモトヒロスケ/MARCO/宮川大聖/山口大貴(五十音順・敬称略)
開催期間: 2020年11月27日(金)~12月28日(月) 会期中無休
10:00–19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで) 会期中無休
会場: FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号(東京ミッドタウン・ウエスト)
入 館 料:無料
URL http://fujifilmsquare.jp/

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